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最近の活動
 
◎ 2010年8月から12月の活動については、最近のニューズレター(69号)を御覧下さい。

7月 友の会デ− “図書館を探検しよう!”(2010年)
7月28日(水) 夏休み恒例(2004〜)の”図書館を探検しよう!”が行われました。子どもたち14名、保護者5名が参加されました。
図書館職員の林さんが図書館について、図書館の本について、図書館で働く人々について等を説明した後、皆で図書館の探検に出発しました。
いつもは見ることの出来ない地下の書庫等をメモを取って熱心に見学しました。見学後2班に別れて交互に@グループはおはなしの部屋で図書館職員の鈴木さんにおはなし、読み聞かせをしていただき、Aグループは会員の指導でブックカバー(フィルムコート)を使った「しおり作り」に挑戦しました。
最後に皆で「図書館クイズ」の答え合わせをしてにぎやかに終了しました。  T/H
 
 
書庫棟展示講座 “「働く」カ タ チ ”(2010年)
6月26日(土)友の会デ−は図書館職員の小林さんを講師にお迎えしました。今回の展示のテーマは“「働く」カタチ”です。雇用の悪化に関するニュ−スを日常的に耳にする昨今、人口減少と超少子高齢化社会が目前にして、働くことの意味を考えようと企画されたとのこと。       
「働く」ことに関わるテ−マを3つの小テ−マにまとめています。@「働く」を考える、A「社会」を考える、B「働き方」を考える、です。書庫棟展示目録には各テ−マごとに問題が提起され、考えるきっかけになる本が紹介されています。「働く」ことをより良くするためには、この3つの小テ−マが相互に良くなっていかなければならない、そのためには「働く」ことの根本的な意義から考え直さなければならないでしょう。今回の展示を通して「働く」ことを捉えなおすきっかけになれば幸いです。と小林さんは締めくくられました。
 その後、展示現場の書棚で出合った本『人を育てる時代は終わったか』を読みました。日ごろ、息子の「働く」姿に危惧もし、考えることも多々ありました。多様な働き方がある現在、改めて働くことの過酷な現状を認識させられました。他人事でなく私たちひとりひとりが「働く」ことの意義を真剣に考えるときでしょう!   S、F 
 
第17回定期総会後の座間直壮氏の記念講演(2010年)
 調布市立図書館は、昭和43年に立てられた図書館サービス計画の構想に基づいて作られており、私たち図書館員が追いつき追い越したいと目標にしてきた図書館の一つでもあります。この図書館の元館長である座間氏のお話は、調布市の図書館が小さな施設からスタートして、市民の生活の中の図書館として根づいていくまでの大変な努力が伺えるものでした。浦安の歩んできた道と重ね合うところもあり、図書館の草創期をご存知の方の中には懐かしく思えるところもあったと思います。         
これからの図書館の役割等にも触れながら、「市民は図書館を選べない。市民が変えていくもの」という座間氏の言葉は心に残る一言でした。また講演の後、茶話会の形で座間氏を囲んでの時間も設けられ、友の会の皆さんには図書館を楽しんでほしいと言っていただき、とても心温まる時間を過ごさせていただきました。(曽木聡子)
 
館長を囲む会に参加して(2010年)
4月24日(土)友の会会員と会員外市民2名の参加をえて、図書館長として7年目を迎える森田さんを囲む会が開催されました。最初に館長からここ1年間の状況報告があり、その後、質疑・懇談を行いました。
 図書館長からのお話の要点は以下の通りです。「インフルエンザや悪天候の条件がありましたが、昨年度は色々な面で前進がありました。貸出冊数は前年より5万冊増の223万冊で、市民一人あたり約13,7冊になり、全国同規模の市の中でもトップクラスです。リクエストも12%増の50万件に及びました。 
 また、これまでの4つの(猫実、美浜、当代島、日の出)公民館図書室が、図書館分館になった事です。これは市の組織中での図書館の地位向上のみならず、市民への利便性の向上にもなります。“図書室“では、図書館法の関係でこれまでの公的な図書館統計にはそのデータは含まれず、また、国会図書館から“図書室“へは直接書籍を借りる事もできませんでした。
 今年7月に高洲の図書館分館がオープンします。面積は400uとこれまで最大の規模で、月曜日も開館します。書架はオープンになっていますが、司書の人はおりませんので、マーレ同様、図書館の返還、貸し出しが主で、リファレンスはできません」
 お話しの後、「日の出分館が混んでいるので何とかしてほしい」、「図書館の地位向上への努力に拍手を送りたい」、「舞浜地域に分館はできないか」等の意見が出されました。明海大学への市からの援助も今年から無くなる事も教えて頂きました。
 私は、館長を囲む会に初めて参加させて頂いきましたが、ざっくばらんな話も出て、非常に興味深いものでした。ありがとうございました。          K、S
 
 
明海大学メディアセンター見学記(2009年)
 10月24日(土)に友の会会員、浦安市立図書館友の会担当木村さん、コミュニティ誌等で友の会のお知らせを見た市民の方、合わせて総勢17名で「明海大学浦安キャンパスメディアセンター(図書館)」を見学してきました。
 明海大学図書館の永田さんの案内で5階から見学しました。5階は屋上庭園、会議室、個室閲覧室12室あり、静かな環境です。
 4階、3階は開架書庫、オープン閲覧席があり、市民のための席も用意されています。土曜日は大学が休みで学生が少ないので調べもの等に市民のための席も用意されていますので、大いに利用していただきたいとのことです。蔵書は現在約26万冊です。大学の図書館なので学部(外国語、経済、不動産、ホスピタリティー・ツーリズム)の研究、教育のための文献を中心に所蔵されているので、市立図書館と使い分けをして利用できます。
 3階電動書庫には浦安市立図書館団体貸出図書もあります。2階はエントランス、マルチメディア・ライブラリーで市民も利用できます。
 その後、自由見学の時間かあり、各自興味あるコーナーをまわりました。最後に5階会議室にてメディアセンター長の朝日氏(経済学部教授)も参加されての質疑応答の時間か設けられました。市民参加の方々からも次々質問がありました。市民の登録者数は3951名(2002年〜現在まで)、昨年度のゲート通週数は5700名余とのことです。
 市民が利用するには登録手続きが必要です。必要書類は運転免許証等の現住所および年齢(20歳以上)が確認できるもの、写真を持参の上、登録者本人が来館しなければなりません。
 案内の永田さんは「学生の利用はマルチメディア・ライブラリーでインターネットでの調べものが中心になっていて、3、4階の図書室の利用が少ない」と残念そうでした。  (K)
 
 図書館を知る講座 書庫棟展示「現代日本を読む」(2009年)
 9月26日視聴覚室で図書館の居倉さんが解説してくださいました。
 8、9月に担当司書、分野の方が探し、4つの紹介するものを選んできた。あまり片寄ったものでなく、いろいろな考え方が満遍なくおさえられバランスのとれる様に取り組んだそうです。展示のサブタイトルは「4つのキーワードで読み解く時代の流れ」。
 現在の様々な問題解決、これからの社会をどのように構想していくかという課題は、市民一人ひとりが主体的に学び、考え、行動することが必要です。ひとつの課題にすぐ効く「特効薬」的な方法は存在せず、私達一人ひとりにとって身近な問題、切実な課題について多様な情報や知識を得て理解を深めて行くことが求められています。この現代の複雑な問題を読みとく糸□となることを願って「経済不況」「格差・貧困」「少子高齢化」「社会保障」の4つのキーワードから考える本を紹介しているとのことでした。
 今回特に市民の一人として、現代の時の流れを素早く取り組んだ書庫棟展示に日頃の感謝の気持ちが湧いてきました。「本殺し」の現場を歩いてきた作家、佐野真一さんが蔵書に優れた中央図書館をひいきにしていることを思い出し、又お楽しみ会の時の館長はじめ館員の方途のお姿まで浮かんできました。有難うございました。今後も展示楽しみにしております。 (|)
 
 千葉県立図書館見学(2009年)
 11月26日、友の会会員8名と図書館より木村さんが同行し、千葉県立図書館を見学しました。
 副館長、職員の挨拶のあと、概要にそって県立図書館の歴史や役割の説明がありました。浦安市立図書館の竹内初代館長、磯野2代目館長は県立図書館出身であり少なからず縁があること、浦安は全国的にも有名でとても恵まれていること等を話されました。
 その後児童室、成人開架室、資料室、書庫等、ていねいな説明をして頂きながらゆっくり見学することができました。児童室は窓からのやわらかな日差しがいっぱいで、児童が楽しく本を読んで過せるようなあたたかい雰囲気がありました。
 最後にお見せ頂いた資料の中ですばらしかったのは我が国最初の実測日本地図を作りあげた伊能忠敬の地図でした。ところどころ虫くいや小さなやぶれがありましたが保存状態もよく「東葛飾郡」や「浦安」の字も鮮明に読みとれ感動しましだ。
 小春日和の暖かい天候に恵まれ実りある見学会となりました。 (S)
 
◎ 夏のお楽しみ会(2009年)
 8月28日(金)視聴覚室で沢山の図書館司書の方々と友の会メンバーの交流会が開催されました。司書の方々のお子様も沢山来てくださって美味しいお料理とハーモニカの演奏、恒例のバザーもあり、楽しい晩夏の夜でした。 (○)
 
 
 図書館を知る講座
書庫棟展示「松本清張」を聴く会
 お知らせ状が届いたこともあり、書庫棟展示を覗いてみると「松本清張について」だった。興味を覚えたので友の会デー(12月26日)に出てみました。驚きは満席(第一集会室)だったこと。森田館長はお人柄そのまま、「とりたてて申し上げることはなく月並みだが、一人で館長としてできることには限りもあり、皆さん(友の会)のサポートあればこその図書館運営である」と繰り返し述べられた。謙遜しながら、友の会を立ててくださった。
 図書館の宮原係長の「書庫棟展示解説」に移り「松本清張 探求と推理」(蔵書構成語学文学グループ作成資料)をテキストに説明をうけた。清張の口癖「やりたいことが無数にあるのに残された時間がない」の書き出しで始まるこのテキストは非常に面白い。特に注目は作品名リスト。その題名を見て思い出す数は映画を含めても夕カが知れているのだが、読んだとき(観たとき)自分は何処で何をしていたのか、何を考えていたのか、時代はどうだった?など想起される。推理派、社会派、歴史派などの側面、それに比較しても仕方ないが題名のつけ方が大江健三郎と違うなあと学生だった頃話し合ったことがある。資料は会員の皆さんにも見て頂きたいほどの労作。いやこれは自分史索引とも思えるのだ。 (S)